仙台・松島旅行記。
松島にある「円通院」は、ライトアップも本当に素晴らしかったのですが、昼の円通院もまた風情があるのです。
夜のライトアップの様子はこちらから
ということで、早速紹介します。
円通院とは
円通院は、伊達政宗公の孫にあたる、伊達光宗公の菩提寺です。
光宗公は江戸城内において、19歳という若さでなくなってしまいます。
その死を悼んだ二代藩主忠宗公により1646年に建立された「三慧殿」をはじめ、本堂の「大悲亭」などの建物があります。
また、美しい庭園も魅力の一つです。
境内の様子
まずはこちらが入り口。
夜暗い時には気づきませんでしたが、茅葺き屋根のわりとシンプルな造りです。
入り口すぐのところには「縁結び観音」があり、男女の縁だけでなく、今まで縁がなかった人を取り持ってくださるそうです。
まずは、国指定重要文化財にもなっている「三慧殿」を目指します。
こちらが厨子を守るための建物。
この入り口の扉がずっと閉められていて、350年もの間公開されていなかったのです。
そしてこちらが「三慧殿」。
中に祀られているのが光宗公の像です。
この厨子には、支倉常長という家臣が西欧より持ち帰った様々な文化を文様として描かれています。
当時徳川幕府は鎖国をしていたので、こちらを隠していたというわけですね。
トランプの柄やさらに支倉常長が持ち帰ったというバラの図案などが隠されています。
これを見ながら見てみると、また違った印象を受けます。
こちらが本堂。
本堂は、江戸にあった光宗公の亭を移築したもので、非常に落ち着いた佇まいです。
こちらに安置されている観音菩薩像も間近にみることができます。
そしてこの本堂では、嵐の櫻井くんと相葉くんがファンクラブ会報の企画で、この円通院を訪れ、その際に座って写真を撮ったという縁側も。
普通に座って写真を撮ることができます。
庭園も見事です。
ライトアップの時とはまた違った静かで落ち着いた空気が漂います。
この寺は、先ほどの「三慧殿」で描かれたバラの庭園もあり、「バラ寺」としても知られているとのこと。
珍しいバラも並んでいるようです。
夜のライトアップが美しかった「心字の池」。
昼間見てもやはり美しい景色です。
この石庭は、本堂の建物と同じく江戸にあったものを移築したものとされています。
松島湾内に実在する「七福神の島」を表したものとのこと。
光宗公が、江戸にいても仙台の美しい風景を感じられるように作らせたのでしょうか。
本日のまとめ
華やかさはなく、ただただ落ち着いた風情の禅寺を、ただただぼんやりと散策してみるのはいかがでしょうか。
散策中、観光ガイドさんに出会えれば、素敵な歴史の裏話を教えてくれますので、耳を傾けてみるのも楽しいですよ。
仙台・松島旅行記シリーズはこちら
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長羅ある
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