函館旅行記。
函館といえば、戊辰戦争の終結の地。
新選組の隊士たちもこの地で戦っています。
函館戦争で新選組の指揮をとった土方歳三氏を始め、函館戦争で命を落とした旧幕府軍の人たちを供養した「碧血碑」を訪れました。
碧血碑とは
函館戦争ではたくさんの兵士たちが命を落としています。
新選組を函館で率いていたのは新選組副長の土方歳三。
彼も函館で命を落としています。
当初、旧幕府軍の埋葬は禁じられていましたが、それに反した柳川熊吉という人が、函館中に放置されていた遺体を集め、旧幕府軍のメンバーだった大鳥圭介や榎本武揚などの協力を経て、明治8年に建立。
碧血というのは、
「義に殉じた武士の血は三年たつと碧色になる」
という中国の故事にちなんだものだということです。
碧血碑の行き方
碧血碑の最寄りは、市電の終点「谷地頭」。
駅からは歩きで20分ほど。
民家が並ぶアスファルト路の山道を登っていきます。
ふと振り返ると、函館の街が見下ろせます。
ここら辺は、夜景でも有名な函館山とも繋がっているらしいです。
広すぎる・・・。
碧血碑のある敷地内に入ると、山道に。
スポットについて
山道を登ったところに、開けた場所が。
山の木々の合間に、ひっそりと立つこの碑こそ、碧血碑です。
この碧血碑の文字は、共に旧幕府軍で戦った大鳥圭介氏が書いたものだとされています。
あたりはシンと静まり返っていて、ただ鳥の声だけが聞こえる穏やかな空間に、ただただ碑を見上げていました。
ちなみに、一説では、土方さんの遺体の一部がここに埋められているとも。
さて、真相はいかに?
そして、碧血碑のすぐそばには東屋があります。
そこには、新選組ファンの方々用のノートが。
ノートを開くと、たくさんの人たちが訪れていることがわかります。
土方さんは函館でも多くの人に愛されている英雄なのでありました。
本日のまとめ
函館山からもほど近いところにひっそりと佇む碧血碑。
市街地からはちょっと離れるのですが、新選組ファンなら是非訪れてほしいスポットです。
スポット詳細
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