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まず、向かったのが「近江神宮」。
しかし、近江神宮前駅を降りたら、もう一つ歴史スポットがあったのです。
それが「近江大津宮錦織遺跡」。
私は日本史専攻じゃなかったんで、ぼんやりとしか覚えがない場所ではあるんですが、こちらも史跡ではあるので、紹介したいと思います。
大津宮とは
667年に天智天皇が飛鳥から遷都した宮。
翌672年の壬申の乱で近江朝廷軍が敗れ、大友皇子が自害して果てたことで、新京はわずか5年半足らずで廃都になってしまいます。
都は再び飛鳥に戻り、大津宮は幻の宮となっていたのです。
時は流れ、その宮の所在は、粟津・南滋賀・滋賀里・錦織など色々な候補地が挙がっていたのですが、宮の中心となる、内裏正殿が発掘されて、国指定の文化財となっています。
現在の様子
ということで、その錦織地区にあるのがこの「近江大津宮錦織遺跡」。
ちなみに、錦織は「にしこおり」と読みます。
このような看板があるのですが・・・。
単なる芝生のところに看板があるような不思議な状態(笑)
立て看板には発掘された時の様子や、代理正殿の全景が記されてはいるのですが、
杭の後はありつつも、めっちゃ住宅地の中の更地状態(笑)
唯一史跡スポットらしいのは、天智天皇の碑と
柿本人麻呂の歌の碑ぐらい・・・
この碑の説明がこちら。
柿本人麻呂が壬申の乱からしばらく経って、この大津宮を訪れた際、余りの荒廃の様を嘆いて作った歌だそうで。
この歌を見ながら、史跡スポットとしてはちょっと寂しい今の光景を感じつつ・・・。
この足元には、1300年以上も昔に、たった数年だけど都があって、そこには宮殿も、人々の往来もたくさんあって・・・。
と考えるだけでも、歴史の儚さみたいなものも感じるのでした。
駅の周りで、第8地区あたりまで、こんなスポットがあるようですので、全部探してみるのも面白いかもしれないですね。
本日の結論
幻の都の跡は、ひっそりとしたスポット。
もっと有名になってもいいような、このままの状態でいいような・・・(笑)
神社散策ついでに、一瞬の夢のような、そんなスポットでした。
こういうのも、大好きなんですよね、私(笑)
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