宇都宮城址を探索。
一つ前の記事はこちら。
宇都宮城址では、「清明館歴史展示室」「宇都宮城ものしり館」という2つの展示スペースがあります。どちらも無料で入ることができます。
残念ながら清明館歴史展示室の方は撮影禁止でしたが、宇都宮城ものしり館の方は撮影可能ということだったので、その中身をちょっとご紹介します。
宇都宮城ものしり館について
宇都宮城址公園内にある、小さなスペースが「宇都宮城ものしり館」。
宇都宮城の歴史の展示がされています。
朝9時から午後7時までの営業。
誰でも気軽に入ることができるスペースです。
館内の様子
中はこじんまりとしたスペース。
ボランティアのスタッフさんが常駐していて、そこで案内を受けることもできます。
宇都宮城の歴代城主がズラリ。
ちなみに築城は平安中期ということなので、かなりの歴史がありますよね。
そしてこちらは復元の工事中に発掘された出土品とのこと。
こちらの見取り図。
これを元に、櫓と城壁の一部が復元されたのです。
こちらは、先ほどの見取り図を再現したジオラマ。
落城してしまった、江戸末期の状態をほぼ再現しているとのこと。
宇都宮城は、実は平城だったのですね。
もう一つの特徴は、この城は、外敵からの守りを強固にし、将軍が滞在する本丸を守るためのお城ということ。
このジオラマの櫓をよーく見ると。
城の内側に良くある「鉄砲狭間」という、穴が内側には空いていないんです。
こちらが復元されている櫓。
2階部分にある鉄砲狭間は、本丸のある内側にはありません。
つまり、櫓からは将軍のいる本丸を狙えないようになっているんです。
これを学んでから、城をもう一度見てみると、また違った見方ができるのですね。
歴史について
歴史について、改めて感じた事をちょっと。
このパネルにもあり、スタッフの方が言っていた「新選組が”攻めて”きて」という言葉。
宇都宮の人々からすれば、新選組は攻めてきた敵。
新選組側からすれば、宇都宮が敵になる。
歴史の見方は、決して一方ではいけないな、と感じた一幕なのでした。
宇都宮城は新選組により攻められ、一度は新選組たちの手に渡ります。
しかし、それからわずか4日後に、薩摩や長州の援軍を受け、城を奪還するのです。
スタッフの方によると「この時の恩があり、今でも宇都宮人は、薩長の人に頭が上がらない」だとか。
こんなちょっと面白いお話が聞けるので、是非案内スタッフの方と話してみると楽しいと思います。
本日のまとめ
小さなスペースですが、宇都宮城の歴史を感じられるスポット。
こうした歴史をちょっと学んでから、城址内を探索してみると、また違った風景が見えるかもしれません。
スポット詳細
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長羅ある
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