「井上清吉商店」で酒蔵見学の様子その2。
その1はこちら
ではいよいよ、実際に酒造りをされている現場の様子です。
蔵内の様子
いよいよ蔵内へ。
この向こうでお酒が造られているんです。
タンクや様々な道具が並ぶ蔵内。
高い天井で、ひんやりとします。
お米は、ネットに入れられ、きちんと分量が測ってあります。
ここから洗米やらお水に浸したりをするわけですが、その日の温度や湿度などに応じて、お水の分量や浸ける時間なども変動させます。
細かなデータがノートに記されていました。
こちらが蒸し器。
ちょっと分かりづらいですが、後ろの黒いのがお湯が入っている釜です。
こちらを、あの釜の上に乗せてお米を蒸しあげます。
2階部分にあるのが、麹室。
なんと!
麹室の中も見学させてくれるというのです。
麹室はお酒の味を決める、大事な工程。
温度や湿度の管理が重要な工程で、通常一般人は入ることがない部分です。
(前回行った蔵元さんでも麹室は見れなかったので・・・)
きちんと消毒してから中に入ります。
下の階で精米、蒸し上がったお米に、麹菌を振りかけて「麹」を造る工程。
全体に綺麗に麹菌がまわるように、板状になってます。
通常は麹菌が繁殖しやすいように、湿度や温度が高めのようなのですが、こちらは乾燥も送風機が回っていて、涼しい感じ。
なので、こちらの麹は、わりとサラサラとした麹でした。
「触って食べてもいいですよ〜」ということでしたので、一掴み。
本当にサラサラしていて、びっくりです。
味は普通の蒸した米の味でした(笑)
芯が残っていてやや硬かったですが…。
ちなみに蒸米にかける、麹菌がこちら。
これを通常は、ふるいで振りかけたりするんですが、こちらの蔵ではオリジナルの道具を使ってました。
今では、色んな蔵でパクられているとか…(笑)
酵母のアンプルも見せていただきました。
こちらが、先ほどの麹と酵母、水を発酵させて、酒母を作るタンク。
こちらの酒母からこの大きなタンクでお酒を醸していきます。
もちろん、タンクの中も覗かせていただきましたー。
この状態がいわゆる「もろみ」というもの。
タンク内のもろみを混ぜる棒もこんなに長い!!
発酵が終わったもろみは、こちらの機械で搾られます。
そして、火入れや瓶詰めなどの工程を経て、一旦貯蔵庫へ。
見上げる限りお酒です。
ちなみに手前にちょこっと写ってますが、人の頭のはるか上まで積んでありました。
蔵見学の後は
蔵見学の後は、もちろんお楽しみの試飲へ。
写真には撮り損ねていますが、10種類くらいが冷蔵庫に入っていて、飲み放題という太っ腹(笑)
もちろん大吟醸も!
蔵で実際に造られている様子を目にしてからのお酒は、また格別ですよね。
本日のまとめ
普段見られない蔵内。
さらに、本来ならばなかなか見ることができない、麹室という貴重な場所も見せていただき、びっくりしました。
蔵独自の技術を惜しげもなく披露されていて、いろいろな蔵元さんも見学に訪れているとのこと。
本当に貴重な体験ができました。
蔵見学の方は、ちょっとルールが変わるようですが、無料開放などのイベントも行われるということなので、是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
スポット詳細
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長羅ある
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