ちょっと変わった酵母を作ったお酒に出会いました。
それが「天吹酒造」さんの「純米大吟醸 りんご酵母」です。
そもそも酵母って?
日本酒はお米の糖分をアルコール発酵させてたものというのはご存知の通り。
そのアルコール発酵をする働きをする微生物が「酵母」なんですね。
古くは、空気中にいる酵母を使って、その蔵独自の酵母を使ったりしていましたが、現代では、化学的に酵母を培養して作っています。
現在の日本酒は「協会酵母」とよばれる、研究所で培養して全国の蔵元に届けられている酵母を使ったり、もちろん蔵元独自の酵母を使ったりして、日本酒を作っているんです。
日本酒は、お米と水というシンプルな飲料ですので、同じくらいこの酵母が日本酒の味に大事なんです。
天吹酒造さんについて
本日紹介するお酒を作っている「天吹酒造」さんは、佐賀県で300年ほどの歴史のある蔵元さん。
この蔵元さんは、花から取れる「花酵母」でお酒をつくられている、ちょっと変わった蔵元さんです。
WEBページには、「いちご」「コスモス」「ヒマワリ」などの酵母を使ったお酒がずらり。
なかなか他ではない、不思議なラインナップですよね。
日本酒以外にも、梅酒や焼酎などもやはり花の酵母でつくっていらっしゃいます。
お酒について
こちらが「りんごの花」の酵母から醸されたお酒「純米大吟醸 りんご酵母」。
りんごの香りはほのかにしますが、香りはちょっと弱め。
よくある日本酒香りなどの例えである「りんごのような酸味」という表現のど真ん中のの香り。
味は、りんごの酸味もありながらも、軽いお酒なのかなと思いきや、意外にしっかりとしたお味です。
お米の独特の旨味がふわりと広がります。
ちょっと甘めな感じです。
冷たく冷やして飲みましたが、常温だともうちょっと香りが立ちそうな感じもします。
フルーティーだけど、軽すぎず重たすぎず。
ちょっと甘さを感じる、ちょっとワインに近いようなお酒です。
合わせる肴は
フルーティーさとしっかりしたのとの間位のお酒。
これからの時期はおでんなんていかがでしょうか。
お刺身や、サラダなどよりは、味が付いているものの方が合いそうな気がします。
本日のまとめ
花酵母を使っているという、ちょっと変わったお酒でした。
もっとりんごっぽい味がするのかと思ったら、味は思ったよりもしっとりとしていました。
通販もあるそうなので、いちご酵母など他のお酒も是非飲んでみたいです。
こんなお酒もどうですか
「天寶一 純米酒 千本錦(広島)」柔らかい飲み口ながら、白ワインのような旨味も感じるお酒
「末廣酒造 梅ぷち(会津若松)」梅酒ベースで飲みやすいプチプチ微発泡のお酒
冷からぬる燗まで様々な味が楽しめる!まっすぐな日本酒「雁木 純米無濾過(八百新酒造)」
ブログランキングに登録しています。よければポチって下さい!
長羅ある
最新記事 by 長羅ある (全て見る)
- 弊ブログ、7周年迎えたらしいです - 2022年1月26日
- 「イナズマロックフェス2018」2日目 会場の様子をレポートするよ![イナズマロックフェスレポ その2] - 2018年9月24日
- 「イナズマロックフェス2018」1日目 会場の様子をレポート![イナズマロックフェスレポ その1] - 2018年9月23日