すっかり冬の足音が聞こえるような時期になってきてしまいましたね。
ひやおろしの時期もあとわずか。
ということで、ようやく美味しいひやおろしにで出会ったので、ご紹介します。
山形県にある小さな酒蔵さんの「惣邑 純米吟醸 ひやおろし」です。
お酒について
「十四代」で有名な山形県高木酒造さんが、18年以上もかけて独自に作った「羽州誉(うしゅうほまれ)」という酒造好適米を使っています。
通常の「惣邑」のお酒は、すっきりとしてスマートな味わいが特徴です。
しかし、こちらのお酒は「惣邑」の無濾過の原酒(つまりは、濾過も火入れもしないもの)を、ひと夏の間涼しい蔵の中でじっくりと休ませたものになります。
そのため通常のものとはまた違った味わいがあります。
香りは、ほのかに焚きたてのご飯のような柔らかいお米の香り。
口に含むと、ふっくらとしたマスカットのような旨味が広がります。
また、原酒の力強さは残っているものの、とてもマイルドで、ぐいぐい飲み進められちゃいます。
この蔵元さんは「美味しい食中酒」をコンセプトにお酒を作っているということで、ホント、まさに「秋ならではの食中酒」です。
常温やぬる燗よりも、冷酒で飲むとマイルドさが引き立つ感じがします。
合わせる肴は
基本的に何にでも合わせやすいお酒なので、個人的にズバリおすすめなのはこちら。
あん肝
あん肝の濃厚さに負けない芯もありつつ、もったり感をすっきりと流してくれると思います。
本日のまとめ
生原酒が秋になるとこんな風に仕上がるんだということで、ちょっとびっくり。
元々小さい蔵で丁寧に作られているお酒で出荷数も少ないので見つけたら是非飲んでみてくださいませ。
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長羅ある
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